舌ブラシで吐き気がするときの対策は?

舌ブラシで吐き気がするときの対策は?

舌ブラシで吐き気がするときは、舌の奥まで入れすぎず、力を弱めて短時間で使うのが基本です。吐き気は、舌の奥への刺激で起こる「えずき反射」が主な原因と考えられますが、無理に続ける必要はありません。

舌ブラシで吐き気がするときの対策

まずは舌ブラシを口から出し、吐き気が落ち着いてから次の方法を試してください。

  1. 舌の先から始める
    いきなり舌の奥へ入れず、舌の先や中央だけを軽くなでます。
  2. 奥まで入れない
    舌の奥に近づくほど、えずき反射が起こりやすくなります。汚れを一度に取ろうとせず、無理なく届く範囲だけを清掃します。
  3. 舌を前に出す
    舌を軽く前へ出すと、舌の奥への刺激を減らしやすくなります。
  4. 力を入れず、短時間で終える
    強くこすると刺激が増え、舌を傷めるおそれがあります。数回軽く動かす程度から始めてください。
  5. 呼吸を止めない
    口で息を止めると苦しくなりやすいため、鼻でゆっくり呼吸しながら行います。
  6. 朝食前など、吐き気が起こりにくい時間に使う
    食後すぐや、体調が悪いときは避けます。使用中に吐き気が出たら、その日は中止してください。

舌ブラシを使う場所を浅くするのがポイント

舌の白っぽい付着物は、舌の奥側に多く見られることがあります。しかし、奥をきれいにしようとしてブラシを深く入れると、えずきやすくなります。

吐き気が出ない範囲を、自分にとっての清掃範囲にすると考えましょう。舌の奥まで完全に掃除する必要はなく、吐き気を我慢して続けるメリットはありません。

舌ブラシ以外の方法に変えてもよい

舌ブラシで毎回吐き気が出る場合は、無理に使い続けなくてもかまいません。次のように、刺激の少ない方法を試せます。

  • やわらかい歯ブラシで舌の前方だけを軽くなでる
  • 舌を強くこすらず、うがいで口の中を洗い流す
  • 一度に長く行わず、短時間で終える
  • ブラシの形や硬さを変える

舌の表面は傷つきやすいため、硬いブラシで何度もこすったり、白い部分がなくなるまで削ったりしないでください。舌ブラシを使わないことだけで、直ちに口の中が悪くなるとは限りません。

吐き気以外の原因が考えられる場合

吐き気が舌の奥への刺激だけでなく、次のような条件で強くなっていることもあります。

  • 歯みがき剤や舌清掃剤の香り・味が苦手
  • 食後すぐに使っている
  • 舌に傷や口内炎がある
  • 舌ブラシを強く押しつけている
  • 体調不良や胃の不快感がある

特定の製品を使ったときだけ吐き気が出るなら、その製品をいったん中止して変化を見ます。ただし、製品を替えても吐き気が続く場合は、舌ブラシ以外の原因も考える必要があります。

舌ブラシを中止して受診したほうがよい症状

次の症状があるときは、舌ブラシをいったん中止し、歯科や医療機関に相談してください。

  • 舌の痛み、出血、腫れ、ただれが続く
  • 舌の白色・赤色・黒色の変化が長く続く
  • 舌ブラシを使っていないときも吐き気や嘔吐がある
  • 飲み込みにくさ、強い喉の痛み、息苦しさがある
  • 吐き気が強く、食事や水分を取れない

特に息苦しさや飲み込みにくさが急に出た場合は、舌ブラシを使わず、早めに医療機関へ相談してください。

舌ブラシで吐き気がするときは、浅い位置・弱い力・短時間に変え、吐き気が出たら中止します。それでも続けにくい場合は、舌ブラシを使わない方法に替え、痛みや舌の変化、普段からの吐き気があるときは歯科や医療機関で確認してください。