舌磨きで歯磨き粉を使わないのは問題ない?

舌磨きで歯磨き粉を使わないのは問題ない?

舌磨きで歯磨き粉を使わなくても、基本的に問題ありません。舌の表面の汚れは、水でぬらした舌ブラシや舌クリーナーでやさしく取り除けます。むしろ、歯磨き粉を使うと泡立ちや香味成分が刺激になり、舌を強くこする原因になることがあります。

舌磨きに歯磨き粉がいらない理由

歯磨き粉は、歯の表面の汚れを落としたり、配合されたフッ化物でむし歯を予防したりするために使います。一方、舌磨きの主な目的は、舌表面に付着した舌苔(ぜったい)と呼ばれる汚れを取り除くことです。

そのため、舌磨きでは歯磨き粉の洗浄成分やフッ化物が必須になるわけではありません。水だけで十分に舌磨きができる場合が多いでしょう。

歯磨き粉を使わない舌磨きの方法

舌は傷つきやすいため、力を入れず、短時間で終えることが大切です。

  1. 舌ブラシや舌クリーナーを水でぬらします。
  2. 舌を軽く前に出し、舌の奥から手前へ、やさしく動かします。
  3. 1回動かすごとに、ブラシに付いた汚れを水で洗い流します。
  4. 舌全体を何度もこすらず、汚れが取れたら終了します。
  5. 使用後は舌ブラシを水で洗い、清潔な場所で乾かします。

奥から手前へ動かすときに、吐き気が出るほど奥まで入れる必要はありません。舌の奥に無理に触れようとせず、できる範囲で行ってください。

舌磨きで歯磨き粉を使うときの注意点

歯磨き粉を使ったからといって、直ちに問題が起こるとは限りません。ただし、舌磨きには必須ではないため、刺激を感じるなら使わないほうがよいでしょう。

  • 泡立ちで汚れの落ち具合が分かりにくくなる
  • 香味成分などで舌がヒリヒリすることがある
  • 歯磨き粉の使用で、舌を強くこすりやすくなる
  • 研磨剤入りの製品では、舌の粘膜に負担をかける可能性がある

特に、舌が痛い、赤い、出血する、荒れているといった場合は、歯磨き粉を付けてこするのを避けてください。歯磨き粉を使わない場合でも、舌ブラシを強く押し付ければ傷になることがあります。

舌磨きは1日に何回すればよい?

舌磨きは、まず1日1回程度を目安に、軽く行うとよいでしょう。毎食後に強くこすったり、舌の白さがなくなるまで何度も磨いたりする必要はありません。

舌の表面には細かな凹凸があり、健康な状態でも多少白っぽく見えることがあります。完全に白さをなくそうとして強く磨くと、舌を傷めるおそれがあります。

歯磨き粉を使わなくても口臭対策になる?

舌苔が口臭の原因の一つになっている場合は、舌を適切に清掃することで口臭の軽減につながる可能性があります。ただし、口臭の原因は舌苔だけとは限りません。

歯周病、むし歯、口の乾燥、清掃不良などが原因の場合、舌磨きだけでは改善しないことがあります。舌を磨いても口臭が続くときは、歯磨きや歯間清掃の方法も見直し、必要に応じて歯科医院で相談してください。

舌磨きを中止して歯科医院に相談したほうがよい症状

次のような症状がある場合は、汚れを取ろうとして磨き続けず、歯科医院などの医療機関に相談してください。

  • 舌の痛み、腫れ、出血が続く
  • 白い付着物や赤い部分が、やさしく清掃しても長く残る
  • 舌にただれや傷がある
  • 口臭や口の違和感が改善しない
  • 舌の色や状態が急に変化した

舌の白さがすべて舌苔とは限らないため、強くこすって取り除こうとしないことが大切です。

舌磨きは水だけでやさしく行えばよい

舌磨きで歯磨き粉を使わないのは、基本的に問題ありません。水でぬらした舌ブラシなどを使い、1日1回程度、奥から手前へ軽く動かしてください。

歯磨き粉を使って舌がヒリヒリする場合や、舌の状態に変化がある場合は使用を控え、症状が続くときは歯科医院に相談しましょう。