舌磨きで少量の出血が一度だけ起き、すぐに止まった場合は、舌を強くこすったことが原因の可能性があり、直ちに受診が必要とは限りません。まず舌磨きを中止し、出血が続くか、傷や腫れなどがないかを確認してください。
出血が何度も起きる、傷が治らない、舌磨きをしていないときも出血する場合は、歯科・歯科口腔外科の受診をおすすめします。出血量が多い、なかなか止まらない、息苦しさや飲み込みにくさがある場合は、早めに医療機関へ相談してください。
舌磨きで出血したときにまずすること
舌から血が出たら、その日は舌磨きを中止してください。口の中を水で軽くすすぎ、清潔なガーゼやティッシュを傷の部分に当てて、数分間やさしく圧迫します。
強いうがいを繰り返したり、舌を指で確認するために触ったりすると、できかけた血のかたまりが取れて出血が続くことがあります。出血が止まるまでは、熱い飲み物や刺激の強い食べ物、飲酒も控えたほうがよいでしょう。
受診したほうがよい出血の目安
次のような場合は、舌を傷つけただけでなく、口内炎や舌の炎症など別の原因が隠れている可能性があります。歯科、歯科口腔外科、または耳鼻咽喉科で相談してください。
- 舌磨きをやめても出血が続く
- 数日たっても出血を繰り返す
- 舌磨きをしていないときにも血が出る
- 舌の傷、ただれ、腫れ、白や赤い変化が治らない
- 舌の痛みやしびれ、しこりがある
- 発熱、首の腫れ、飲み込みにくさを伴う
- 血液を固まりにくくする薬を使用していて、出血しやすい
特に、出血が止まりにくい、口の中に血がたまり続ける、息苦しい、飲み込みが難しいといった場合は、通常の予約を待たず、早めに医療機関へ連絡してください。
出血の主な原因は舌のこすりすぎ
舌の表面は傷つきやすいため、舌ブラシや歯ブラシを強く押しつけたり、同じ場所を何度もこすったりすると、表面に小さな傷ができて出血することがあります。舌の奥まで無理に磨こうとして、反射的に強くこすることも原因になります。
一方で、出血の原因は摩擦だけとは限りません。口内炎、舌の炎症、口の中の乾燥、入れ歯や歯の尖った部分による刺激などでも、舌に傷や出血が起きることがあります。舌磨きをしていないときにも出血する場合は、こすりすぎだけと決めつけないことが大切です。
出血を防ぐ舌磨きの方法
出血を繰り返す場合は、出血が治まるまで舌磨きを休みます。再開するときは、次の方法で力を入れすぎないようにしてください。
- 舌を湿らせ、鏡で表面の状態を確認する。
- 舌ブラシなどを舌の奥から手前へ、軽い力で動かす。
- 同じ場所を何度もこすらず、数回程度で終える。
- 痛みや出血が起きたら、その時点で中止する。
- 使用後は舌ブラシを水で洗い、清潔に保つ。
舌の表面に付いた白っぽい汚れは、強くこすって完全に取る必要はありません。舌磨き後も汚れが厚く付いたまま、痛みや出血が続く場合は、自分で削り取ろうとせず受診してください。
受診先は歯科・歯科口腔外科が基本
舌の出血や傷、口内炎、歯や入れ歯が当たることが原因と考えられる場合は、まず歯科または歯科口腔外科で相談できます。鼻や喉の症状を伴う場合や、受診先に迷う場合は耳鼻咽喉科も選択肢です。
受診時は、「いつから出血したか」「舌磨きをすると毎回出血するか」「出血していないときにも血が出るか」「痛みや腫れがあるか」を伝えると、原因の確認に役立ちます。服用中の薬がある場合は、薬の名前も伝えてください。
舌磨きの出血で受診するか迷ったときの判断
一度だけで、舌を強くこすった後に少量出血し、すぐ止まった場合は、舌磨きを休んで経過を見られることがあります。
出血を繰り返す、自然に出血する、傷や痛みが続く場合は、歯科・歯科口腔外科を受診してください。出血量が多い、止まりにくい、呼吸や飲み込みに影響がある場合は、早めの対応が必要です。







